試作、試作、試作。

金具の取り付け

「試作(しさく)」

試しに作ってみる事。

 

何かを作る事を生き甲斐としている人にとって、

デザインする事と同じくらい、

一番楽しい工程なのではないでしょうか。

 

中には量産が大好きで、

次々に製品が完成していく瞬間がたまらん!

という方もいらっしゃるとは思いますが、

僕の周囲にいる人は、大半が「試作フリーク」な方々だったりします。

 

試作というのは、

本来は完成版を生み出す為の工程の一つな訳ですが、

試作だからこその「冒険」や「実験」があって、

僕は自分の試作品を作るのも好きだけれど、

他の方の試作品を見るのが大好きです。

 

試作品と完成品を並べて見れたら、

「もうたまらんー!」という感じでございます。

 

そんな魅惑(?)の試作という工程なのですが

趣味や芸術の世界であれば、

自分が納得いくまでとことん追求して

何度でも試作を続けられるのかもしれません。

 

しかし、お仕事となるとそうは行かなかったりしますので、

後ろ髪引かれつつ、次のプロジェクトの試作に向かうのです。

(けれど結局は、次のプロジェクトの試作はしてるんですね。笑)

 

革に金具が付きました。

 

一度っきりの人生くらいは、

なるだけ試作を続けたいなと思っています。

(周りの方々ごめんなさい!)

 

ちなみに、リアルなおじさん人形でもおなじみの

「ケンタッキーフライドチキン」の生みの親カーネル・サンダースさんも

成功のきっかけとなるフランチャイズビジネスをスタートしたのも

無一文になった65歳の時だったとか。

 

すごいですね。人生って何が起こるか分からない。

自分そっくりの人形が世界中で飾られることになるなんて、

僕(アラサーです。)と同い年の頃には、

カーネル・サンダースさんもきっと想像してなかっただろうなぁ~。

 

お金は無いけど、

めちゃくちゃ美味しいフライドチキンのレシピを持っていたっていう

カーネル・サンダースさんみたいに、

これぞという「一芸」を磨きたいですね。

今日も明日も頑張っていきましょ~。

 

(写真は、革製品の試作品に金具を取り付けているところでした。)